日英4人の作家による「夢」と「睡眠」をテーマにMOBIUMバス内にて「夢」を想起させる巡回展覧会を行ないます。展覧会の一部として、イギリス式のティーパーティーとイギリスのベッドタイムストーリを読み聞かせるイベントも開催します。わたしたちは、美味しいお茶とお菓子を用意してお待ちしています。みなさんに会えるのを楽しみにしています(もしオーブンがあれば、スコーンを焼きたいです。おおきなオーブンを貸してくれるという方は、HelenかTakekoまでぜひ連絡を!)
展覧会スケジュール
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
2007年5月15日(火)~ 16日(水)14:00~21:00
イベント:"bus supper" 15日(火)18:00~21:00
名古屋大学 豊田講堂前
2007年5月18日(金)~ 20日(日)14:00~21:00
イベント:"afternoon tea perty" 20日(日)15:00~
他、ライブイベントを19日(土)夜に予定、詳細未定
京都国立近代美術館
2007年5月25日 (金) ~ 27 (日) 13 : 00 ~ 17 : 00※25日 (金) のみ19 : 00まで
イベント:"afternoon tea party" 27日 (日) 15 : 00 ~
入場無料
主催:Sleeping Project
共催:MOBIUM
協力:IAMAS、名古屋大学、京都国立近代美術館
助成:Wales Arts International, The University of Salford
INSTALLATION
Sleeping Projectの発起人であるKaren healdは近年、睡眠と夢、時間の消費をテーマに、単独、またはアーティストや科学者と共同で作品を制作し、国際的に発表しています。
今回は、日本のお寺とカプセルホテルでの睡眠体験を通し、異なる視点を持った4人のアーティストが彼女のアイディアを元にコラボレーションします。Helen Jonesは、イギリスのベットタイム・ストーリーと日本の子守り歌との間に共通点を見いだし、歌の持つストーリをモチーフ にグラフィックを制作。Takeko Akamatsuは、子守り歌の世界観と日本語の柔らかさを音響化し、Yosuke Kawamuraはグラフィックをアニメーション化し、バスのなかという特殊な空 間に配置していきます。
FOOD+EVENT
イギリス式のアフタヌーン・ティーパーティと、イギリスで眠る前に子供に話す "ベッドタイムストーリー" の読み聞かせを行います。
美味しいお茶とお菓子でゆったりとした時間をお過ごしください。
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
イベント「bus supper」15日 (火) 18 : 00 ~ 21 : 00
名古屋大学 豊田講堂前
イベント「Afternoon Tea Party」20日 (日) 15 : 00 ~
京都国立近代美術館前
イベント「Afternoon Tea Party」27日 (日) 15 : 00 ~
ワークショップ
まくらをつくるワークショップ
まくらをつくるワークショップを開催します。
作ったまくらでバスで眠りましょう。
作ったまくらは期間中展示させていただきます。展示終了後お持ち帰りください。
材料は支給します。おうちにいらないクッション、まくらがあったらご持参ください。
参加費:500円(材料費)
会場:名古屋大学 豊田講堂前
日時:5月19日(土)14:00~
会場:京都国立近代美術館
日時:5月26日(土)13:00~
ARTIST
Helen Jones 写真家・グラフィックデザイナー(英国イングランド)
マンチェスターを起点に活動し、2006年より日本に移住。アー ティスト集団 "twoeightone"のメンバーであり、お店、倉庫、アパートなどのパブリックな場所で作品を発表。人とのかかわり合いや、その人が背景にもつ物語に興味を持つ。代表作に、普段表面には現れない親しい友人と自分自身がもつバックグラウンドの違いを表した作品(Art Monthly誌に掲載)や、友人たちの尊敬する人々が背景にもつストーリを露呈するポートレート集 "Heroes &Heroines"シリーズなどがある。
Karen Heal 映像作家・パフォーマー(英国ウェールズ)
直感や歴史・文化的な研究を通して、特定の場所やコンセプトに応じて、映像、パフォーマンス、インスタレーション作品を制作・国際的に発表。作品は、時間や自然、神話と無意識についてフェミニストとしての見解を分析する。サイトスペシフィックなパフォーマンスを通じ、眠りについての研究と科学者やアーティストとのコラボレーションを行う。"The Pillow Series" では、夢と無意識、物理的・精神的・仮想的に知覚することのできない時間をフェミニストの観点から探求し、違った文化や場所においての睡眠と身体の意味を問う。現在ウェールズNEWI大学で講師、サルフォード大学で助手を勤め、リーズ・メトロポリタン大学後期博士課程に在籍。
Takeko Akamatsu/tn8 サウンドデザイナー(日本)
音響合成プログラミング言語 SuperColliderの魅力にとりつかれ、音楽作品を制作。
ピアノ演奏を変容させる「Sa Binocle」、半透明に白く光る箱に閉じこもって演奏する「Silkworm」などがある。
名古屋学芸大学 助手を経て、現在は「機能を持った音」をテーマにフリーランスのサウンドデザイナーとして活動中。
Yosuke Kawamura サウンド・インスタレーション作家(日本)
サウンドアーティスト。プログラミングやデバイスを用いて、空間インスタレーション、パフォーマンス作品を制作。フィールドワークの手段の延長として、2005年より移動型ミュージアム・MOBIUMを主宰し。オーガナイザー・ディレクターを務める。